
A r t i s t s
コレクティブメンバーの紹介

新垣 美奈 Mina Arakaki
絵画美術家 / ビジュアルアーティスト
東京都出身。主に絵画表現による作品を制作し、その過程でスケッチ、写真、映像を用いる。夜の闇と窓や街灯の光、そのほか高度経済成長の影響を受けた原風景での日常で目にする物事に着目し、作品やプロジェクトを展開。普段は気が付きにくい身の周りの物事、それから社会の動向を捉え、同時に内面的な表現をすることを試みる。
ウェブサイト http://www.mina-arakaki.com/

影山 萌子 Moeko Kageyama
絵画 立体
武蔵野美術大学大学院 造形研究科修士課程 美術専攻油絵コース修了。個人と世界との間にあるリアリティーの乖離や断絶を制作テーマとし、それを人と土地という視点から掘り下げている。主なモチーフは自身の原風景である東京の都市景観。最近では特に、都市の「テーマパーク化」や歴史的・社会的背景を持つ空間の周縁化といった問題に関心があり、それが個人の意識や身体感覚にどのような影響を与えるのかを探求している。

桑山 彰彦 Akihiko Kuwayama
彫刻
地形や建物が表裏逆転したミニチュアをモチーフとなった空間に置いて、仮想の小さな宇宙を作っている。併せて見る人が迷子になる、地名や駅名を英訳してしまった日本の鉄道や高速道路の路線図も製作。
見る人が今立っている場所が不確実なものになってふわふわと揺らぐような体験 を作り出す彫刻家です。

大坪 晶 Akira Ootsubo
写真
兵庫県生まれ。現在は神奈川県を拠点に活動し、記録と記憶の関係性を問う写真や映像作品を制作している。戦後日本の西欧文化の受容と葛藤の過程を室内の痕跡から探る「Shadow in the House」、水にまつわるイメージを収集し、転写と複製を繰り返すことで原型的な風景を表した「流れのなかに」、「桜並木」を群衆のコラージュで再構成した作品など、土地と人間の記憶を寓話的な記憶として提示しようと試みている。

大野 公士 Kouji Ohno
立体、インスタレーション、その他
現在は東京とオランダを拠点に活動している。
表現についての重要な概念は、「存在についての考察」と「死生観について」である。世界各地で探求されている「存在」についての考察の研究を継続している。
これらの概念と世界がどのように関係しているのかを分析して、思考実験やサイトスペシフィックな文化や歴史と統合され、作品表現にフィードバックされる。

長坂 絵夢 Emu Nagasaka
立体、インスタレーション
産業の基盤材料であり、生命においても不可欠な存在である「鉄/Fe」。その起源は宇宙にまで広がり、生命の根源を秘めた身近な素材である。私は、その物質的な性質と生命観の関わりに関心を持ち、素材として扱い続けている。また同時に、物理的視点だけでは解釈しきれない事象ー時間、記憶、感情といった普遍的な問いにおいて、人と素材の関係性が連環しながら相互に影響を与えることに着目し、制作している。

野中 美里 Misato Nonaka
絵画
私の作品のテーマは、目には見えないつながりです。1 つ 1 つ個々で存在するのではなく、1 つ 1 つの
関係にながれを感じながら制作しています。特定の風景を描くのではなく、時間、場所、日が違う複数の風景をトレーシングペーパーに線で描きおこしていろんな風景を重ねます。そして、1
つの風景を構成してから画面に入ります。画面の中で新しい風景に出会うような感覚で制作しています。

藤原 京子 Kyoko Fujiwara
ミクストメディア、インスタレーション
割れたガラスに破綻した秩序と美をみます。ガラスの破片は鋭く危険ですが、エッジはキラキラと輝き繊細な美しさを感じます。
金属とガラスによる彫刻とインスタレーション、写真を制作しています。現実の向うに在る静謐な世界に惹かれます。
作品を通じて内と外、神聖と世俗、永遠と終焉、相反する概念とその境界にある脆さと危うさを表現したいと希っています。

YOCHIYA
プロダクトデザイン
わたし達は、制作のプロセスに大切なものがあると思っています。伝統・技術・人々の手の力や知恵に敬意を払い、マテリアル以上プロダクト未満というその曖昧な領域に着目し、様々な視点から観察・記録・実験を通し表現活動をしています。